Q1、こちらのジュエリーに製作する前の石は、何かお祈りなどするのですか? | A1スリランカでは基本的に「すぐ祈る」ことは当たり前で、宝石を発掘する際には、どんな坑夫たちでも、まず神仏(この場合、仏陀とヒンドゥー教の神々(「ラクシュミー」「ガネーシャ」「カタラガマ」あたりになりますが)に祈りをささげ、掘る日にち・時間帯も占星術によって決めて、掘ります。
また土の中を深く掘って土砂ごとザルで下から出すのですが、それを洗浄するときにも、必ず祈りをささげます。スリランカでは宝石を採掘する場合に祈りを捧げるのは何も特別なことではないのですね。
でも、そういった背景があるからこそ、何だか余計にスリランカ産の宝石の力と美しさ、氷のような透明感が引き上げられているように思うのです。
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Q2、作ってもらったジュエリーは、どこかの寺院で祈祷などを行うのですか?
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A2、はっきり申し上げて「祈祷」は致しませんが、浄化をしてお送りします。
宝石それ自体に、惑星宝石としてのパワー(光線)があると言われておりますので、基本的に私達は祈祷師ではありませんし、そういったことは致しません。(勾玉の場合は、勾玉専用の神社で神通力で気を入れて頂くこともあります。)私達が祈祷をしないわけは、スリランカでは、仏教とヒンドゥー教を混在して信仰していますが、本来の仏教の仏様は、日本のような「お願いを聞く」存在ではありません。仏陀は生きていた人間ですので、神様ではないので、スリランカでは自分が正しい道にいけるようにお導き下さる先生のような存在と言えます。ではスリランカでは祈祷といえば、誰に祈りを捧げるのかと言うと、ヒンドゥー教の神々へです。あちらでは仏教とヒンドゥー教の両方を信仰していますので、仏陀の下にヒンドゥー教の神々がしたがえていて、個々人の人々の願いを聞き、お守り下さるという考え方なのですね。
そこで「スリランカで祈祷」を本格的にするのはヒンドゥー教の神々の力を借りなければなりません。これは何時間もかかったり、厄の強さや、時には科学では説明できないものに憑依されていることによっては何日もかかる大変な儀式となります。ですので、そのような儀式はよほどの場合でない限り、お願いをする本人がそこに立ち会わなければできません。またこういった儀式は仏教寺院では行いません。日本では仏様と言えば、何かお願いを叶えてくれる存在のようですが、本来の仏教では仏陀は「正しい道」に導いてくれる存在であり、「お金持ちになりますように」や「素敵な人と結婚できますように」というようなお願いをする存在ではないので、お願をするのはヒンドゥー教の神々へとなります。
そして、スリランカには正直に申し上げますと、お金儲けを主眼としたあまり修行を積んでいない僧侶がいるヒンドゥー寺院や仏教寺院も少なくはありません。まるで日本のコンビニのようにそこら中に寺院があるスリランカですので、本当に博識で、修行を積んだ僧侶がいるところでなければ、このような「祈祷」をしてもあまり効果を期待できませんおで、そういった観点からも当ショップでは軽はずみに「祈祷」ができないというのはこのような背景からになります。 |
Q3、アパラのジュエリーは他の人が触っても大丈夫でしょうか? |
A3、全く問題ありませんよ。宝石を採掘して、ジュエリーに製作し、私どものもとへ届くまでに様々な人がそのジュエリーに関わっており、触らざるを得ません。日本へ到着し、私たちの元へ届いた時点で、夜から朝方までお香を焚いてお清め致します。それをお客様の元へお送りするわけですが、身に着ける前に一度そのジュエリーがご自分のものとしての使命を果たすように気持ちを込めて、お香を焚いてお清めして下さればと思います。
もし他の方が触って、自分がちょっとでも「いやだな」という感覚があったり、あまり見られたくない人にじろじろ見られたり、触られた場合は、洗浄とお香での浄化をお勧めします。洗浄は、柔らかい毛の歯ブラシに石鹸をつけてシャコシャコ、優しくジュエリーの表と裏を洗ってあげて、きれいなお水ですすいで下さい。そして、お香をたいて、数回お香の煙をくぐらせた後、お香をたいている横で、ジュエリーケースの蓋を開けたままにして、数時間おいて下さい。お香を1本ではなく、2本以上たき続ける方が良いようです。そして、またクリーンになりましたら、新たな気持ちで身に着けて下さいね。
ちなみにスリランカでは、よく「アパラムッダ見せて〜」と言えば、快く見せてくれますよ。よくお香を焚くスリランカでは全く問題ないわけです。またお塩によるお清めは、きれいなお水と粗塩を混ぜたものでさっと洗うか、お塩を盛った上に1日そっと置くのは効果がありますが、ジュエリー自体をお塩の中に埋まるように入れて長時間置いてしまうのは、貴金属(特に金)の性質上、劣化を促進してしまいますので、少し気をつけながらと思います。
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Q4、ちなみにスリランカで本格的な祈祷ってどういうものなのでしょうか? |
A4、本格的に祈祷やお願いをする場合は、日本で言うと、一昔前のテレビ番組「オーラの泉」に出てくる江原さんのような方(あちらではサーッタラと言います)にお会いして、見てもらいます。
私も何度か行ったことがあるのですが、その方は、ヒンドゥー教の神が降りてきて(そのときはカタラガマ神でしたが)、私を見れば、即座に私の過去や今の問題、状況、今後のことなど的確に言ってくれます。そして問題があればその解決法なども教えてくれるんです。
また、スリランカでは人々の問題は、星の影響と自分の因果だけではなく、他の人々が自分を思う妬みやうらみなどがそれを発生させているとも考えられています。そういった悪い影響を断ち切るための「ライム」を使ったお払いをする儀式をして頂きます。
これが、スリランカでいう本格的な「祈祷」となります。現地はまだまだ水木しげるの世界がたくさん残っているようなジャングルも多い中、生活されている所もありますので、悪魔払いの儀式や白魔術黒魔術的なのも・・・普通にあります^^;
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